仮想通貨取引所のBitgetでは、KYC認証を求められます。
Bitgetに登録している人の中には、BitgetのKYC認証が終わってない人や、そもそもKYC認証を知らない人もいます。
この記事では、
- Bitgetで求められる「KYC認証」とは
- KYC認証の必要性
- BitgetでKYC認証をする方法
などを解説します。
Bitgetとは?
Bitgetは、2018年にシンガポールに設立された暗号資産デリバティブ取引所です。
現在では10億ドル(約1000億円)の評価を受ける取引所に成長しています。
仮想通貨デリバティブ取引所のランキングでも、トップ10に入るほどの大きな仮想通貨取引所です。
Bitgetの詳しい情報は、下の記事で解説しています。
Bitgetのコピートレードとは?
Bitgetでは、仮想通貨の先物取引(証拠金取引)が出来ます。
Bitgetで先物取引をしているトレーダーの取引をコピーできる「コピートレード」という機能があります。
Bitgetに登録しているユーザーであれば誰でもコピートレード機能を使えるので、Bitgetユーザーのほとんどが利用しています。
Bitgetのコピートレードについて、下の記事で詳しく解説しています。
Bitgetで求められる「KYC認証」とは?
BitgetでKYC認証をする方法を解説する前に「そもそもKYCって何?」という方に向けて解説します。
KYC認証をご存知の方は、この項目を飛ばしても大丈夫です。
KYC認証の意味
KYCとは「Know Your Customer」の略で、直訳すると「顧客を知ること」という意味です。
KYC認証を簡単に説明すると、本人確認です。
銀行口座開設時やクレジットカード作成時に要求される「本人確認」もKYC認証の一種です。
多くの人が知らず知らずのうちに、KYC認証を経験しているのではないでしょうか?
Bitgetなどの仮想通貨取引所でKYC認証を求められる理由
Bitgetなどの仮想通貨取引所でKYC認証が求められる理由は、マネーロンダリングなどの不正利用を防ぐことにあります。
仮想通貨の取引は匿名性が高く、架空の人物や法人が口座を開設し、マネーロンダリングなど不正な利用が行われるリスクが高いです。
健全な市場形成において、KYC認証は重要な役割を果たしています。
BitgetでKYC認証をする必要性
仮想通貨取引所のBitgetでも、口座開設後にKYC認証を求められます。
BitgetでKYC認証が必要な理由は、
- Bitgetのセキュリティ向上
- Bitgetでのクレジットカード不正利用防止
- Bitgetのキャンペーン参加
このようになります。
それぞれの理由を詳しく解説します。
Bitgetのセキュリティ向上
KYC認証をする1番の理由は、Bitgetのセキュリティ向上のためです。
先ほどの解説で「マネーロンダリングなどの不正利用防止」のためにも、KYC認証をする必要があると説明しました。
Bitget側がKYC認証で得たユーザーの個人情報を管理することで、
- マネーロンダリング
- なりすまし
- ネームロンダリング
このような犯罪につながる不正利用を未然に防いでくれます。
KYC認証によって安全なサービス展開が可能になり、Bitgetのセキュリティ向上にも繋がります。
Bitgetでのクレジットカード不正利用防止
Bitgetではクレジットカードで入金する際に、KYC認証が必要になります。
KYC認証で提出された個人情報とクレジットカードの情報が一致しているか、Bitget側が確認する必要があるからです。
KYC認証を義務化することで、クレジットカード情報を不正に入手した犯罪者が、Bitgetを使って仮想通貨を購入することを防ぐことが出来ます。
Bitgetのキャンペーン参加
Bitgetでは、様々なキャンペーンが開催されています。
実際にBitgetで開催されたキャンペーンは、以下のようになります。
- 入金ボーナスが増量
- トレードイベント
KYC認証があることにより、複数のアカウントからBitgetのキャンペーンに参加することで、より多くのボーナスを貰うことを防ぎます。
BitgetでKYC認証をする方法
Bitgetアプリの左上のアイコンをタップ
Bitgetアプリの左上にあるアイコンをタップします。
すると、Bitgetアプリに以下のような画面が表示されます。
KYC認証をタップ
KYC認証というアイコンをタップします。
その後の国籍選択で、「その他の国/地域のユーザー」をタップします。
KYC認証画面で情報を入力する
KYC認証画面で、
- 国/地域
- 名前
- 姓
- 身分証明書の種類
- IDナンバー
を入力して、IDカードと自分の顔写真をアップロードします。
全項目を埋めて、写真のアップロードも終われば「提出」をタップします。
BitgetのKYC認証のアップロード画像について
BitgetのKYC認証では、以下の3つの画像が必要になります。
- ID(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート)の表面の画像
- ID(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート)の裏面の画像
- 「Bitget アップロード当日の日付」と記入した用紙とIDを手にもった状態で撮った自撮り画像
KYC認証で必要になる3点目の画像でよくミスがあるので、注意しましょう。
BitgetでKYC認証にかかる時間
BitgetでKYC認証にかかる時間は「3営業日」と記載されています。
Bitgetのサポートが休日の日を除いて、3日あればKYC認証が完了します。
私はKYC認証を提出してから、4時間程度でBitgetに認証されていました。
時期や時間帯によって異なると思いますが、3営業日もかからない方が多いようです。
BitgetでKYC認証しないデメリット
- Bitgetにクレジットカードで入金することが出来ない
- Bitgetから出金する金額に制限がかかる
BitgetでKYC認証をしないと、Bitgetでの入出金に制限がかかります。
Bitgetにクレジットカードで入金することが出来ない
記事の前半で説明したように、Bitgetでクレジットカード入金をする際はKYC認証が求められます。
クレジットカード不正利用防止のために、KYC認証が完了していないアカウントでは、クレジットカード入金が出来ません。
どうしてもBitgetでKYC認証したくない人は、仮想通貨の送金などでBitgetに入金しましょう。
Bitgetから出金する金額に制限がかかる
BitgetでKYC認証をしないと、1日の出金限度額が大きく制限されます。
Bitgetの出金限度額の違いは、以下の表のようになります。
KYC認証の状況 | 出金限度額 |
KYC認証完了 | 200BTC |
KYC認証未完了 | 0.1BTC |
BitgetでKYC認証をしていないと、1日あたり0.1BTC(※日本円で約50万円)までしか出金できない制限がかかります。
※2022年3月3日時点
一般的な金銭感覚なら「50万円/日」という出金制限なら問題ないでしょうが、Bitgetで大金を動かす人であれば出金限度額を超える可能性もあるでしょう。
Bitgetで動かす金額に応じて、KYC認証をするか決めましょう。
Bitget KYC認証 まとめ
この記事では、BitgetのKYC認証について解説しました。
記事の内容をまとめると、
- KYC認証とは、本人確認のこと
- KYC認証は、仮想通貨取引所の不正利用防止のために必要
- BitgetでもKYC認証をする必要がある
このようになります。
BitgetでKYC提出から認証まで、最大で3営業日かかります。
Bitgetで口座開設後は、なるべく早くKYC認証を終わらせておきましょう。